【プロフィールはこちら】
土曜日の仙川キャンパスは、元気のよい子供達で溢れています。分数のヴァイオリン・チェロをかかえた小学生の姿に、ふと、音楽人生が始まったのかなと思うのです。
広島県で育った私は、父の仕事の都合で11歳で東京に転居、鷲見三郎先生、斉藤秀雄先生の門下生になり音楽教室に入りました。音教の天才少年少女の演奏にとても刺激を受け、いっぺんに練習時間が増えました事を覚えております。週一度、音教の友達に会うのが嬉しくて、土曜日を待っていました。音教の授業ではオーケストラの時間が一番好きで、弦楽器の音色に魅せられていた私は、楽しくて楽しくて仕方ありませんでした。また友達の演奏を知ることで、自分自身のことがわかり始め、遅れている所に力を入れました。
そのうち、好きだったヴァイオリンは皆と一緒に弾く事でもっと大切なものになり、桐朋の高校に進み音楽家になりたくなったのです。音教でオーケストラを弾いていなかったら、どうなっていたか解りません。音教には楽しい思い出しかありませんが、自分の進路をはっきり決める事ができました事を、今でも感謝しています。その頃のお仲間とは、一生のおつきあいになりました。
迷っていらっしゃる方、どうぞ音楽の基礎を桐朋の音楽教室で始めてみて下さい。
Copyright Toho Gakuen School Of Music. All rights reserved.